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Fallout: New Vegas

2010年12月28日 13:55

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New VegasとWasteland西部の覇権を巡るてんやわんやに巻き込まれた運び屋さんの苦労人っぷりを描くFalloutシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」をプレイ。

基本的なシステムは「Fallout 3」から継承されています。
ストーリー上の繋がりは無いので、無理にFallout 3をプレイしておかなくても大丈夫ですが、「Fallout 3に様々な追加要素を加えた作品」としての意味合いも強いので、前作に触れておいた方がすんなりとゲームに入ってゆけると思います。


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派閥システムの導入により、3つの大勢力と、その他もろもろの小勢力が存在。どの勢力に肩入れするかで、クエストの進行も違ってきます。
街でうわさの世紀末救世主であるワタクシとしましては、無法者丸出しの狂信者軍団Caesar's Legionを核ランチャーで壊滅させた後、融通が利かないけどイカれてない人が多いっぽいNCRルートでプレイしました。

Fallout 3よりも「ロールプレイ」に重点が置かれており、手の込んだクエストがかなり多い印象。NPCから長い話を聞かされた挙句、様々な場所へとタライ回しにされるので、プレイヤーによっては「面倒くさい」と感じてしまうかもしれません。


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Fallout 3では「とりあえずハンティングライフルさえあれば何とかなる」みたいな感じで、戦闘難易度はそれほど高くはありませんでしたが、今作ではノーマル難易度でもかなり厳しい戦いを強いられます。
特にミュータントの類はかなりハンパでない強さ。ウッカリ複数に囲まれてしまったりすると、己の無力を噛み締める暇もなく天に召され、大地の肥やしになること請け合いであります。
そんな時に頼りになる武器はMelee Weapon。とりあえず強そうな敵と戦うときは、地形を上手く利用しながら1対1の状況を作り、信用のおける無骨な鈍器でひたすらブン殴ることが重要でしょう。


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ExplorerのPerkを取ってマップ上全ての拠点を出現させ、くまなく旅を続けて50時間ほどでクリア。
細かいバグに遭遇することもありましたが、個人的には非常に楽しめました。
前作Fallout 3と比べてみて、プレイヤーによって好みも出るでしょうけど、New Vegasも間違いなく優れた作品と言えると思います。
年末年始にじっくりプレイするには最適でしょう。
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The Ball

2010年12月10日 10:43

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元々はUnreal Tournament 3のMOD作品として発表され、コンテスト等で高い評価を受けた後、晴れて製品版としてリリースされた一人称視点パズルゲーム「The Ball」をプレイ。

期待と興奮で胸を膨らませつつ、メキシコの山岳地帯で遺跡を発掘中であった考古学者の主人公でしたが、足を滑らせて地下洞窟に転落するオチャメをしでかしてしまいます。
洞窟を進むと、そこには広大な過去の遺産である地下帝国が広がっていました。
プレイヤーはフンコロガシのように巨大なボールを転がし、トラップとギミックだらけの遺跡を右往左往しながら、太古の謎を解き明かさなければなりません。


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本作の主人公は、そこらのゲームで登場するような屈強なタフガイではありません。
アタマの中は「太古のロマン」などという金にもならないことでいっぱい。自分の分析と勘だけを信じ、バクチまがいの遺跡発掘作業を続ける夢追い人。長期の海外滞在で家庭も大絶賛放置中で、たまに家に帰ればヨメと娘に邪魔者扱いされてしまう悲しいパパ……なのかどうかは分かりませんが、とりあえずはフツーの男性な訳です。
もちろん懐からガバメントを取り出したりしませんし、皆さんが大好きなアサルトライフルもショットガンも持っておりません。
彼にできることは、遺跡で拾った中二病デザインの明らかにヤバそうな装置を使い、デカいボールを転がすこと。それだけです。


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このタマタマ転がし装置ですが、右クリックで玉を引き寄せ、左クリックで勢い良く前方に弾き出します。
Half-Life 2のグラビティガンに似たモノと思ってもらえたら良いでしょう。
これを使ってボールを操り、ルートを切り開く為のタイルまで導いたり、モンスターを容赦なく轢き殺したりします。

プレイを続けていると、Portalのコンパニオンキューブのように、この怪しく無骨なボールに対しても段々と愛着が湧いてくるもの。
昔、某サッカー漫画で「ボールは友達だ!」とキチガイじみたことを言っている少年がいて「ああ、人間の友達がいないんだな。気の毒に」と思った経験がありますが、今なら彼の気持ちが理解できるような気がします。ボールは友達だ!


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巨大なボールと巨大な仕掛けが織り成すギミックの数々は、風雲たけし城を彷彿とさせるスケールのデカさを感じさせます。
敵との戦闘が少々凡庸かつ、リプレイ性が全く存在しないので、すべての人に強くオススメはできませんが、全体的に良く出来ている作品だと思いました。
有志による日本語化もリリースされており、英語が苦手な方でも安心。
DEMOもリリースされているので、気になる方はプレイしてみると良いでしょう。
The Ball 日本語化
DEMOダウンロード(4Gamer)


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