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Alien Swarm

2010年07月22日 19:40

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かなり前、仲間内でプレイしていたUnreal Tournament 2004の大傑作MODである見下ろし型Sci-Fiシューター「Alien Swarm」ですが、その完全リメイク版がお馴染みSteamにて配信スタート。
驚くべきことに完全無料ですので、もやしが主食の貧乏ゲーマーも安心。しかも「え?これタダにしちゃっていいの?」と心配してしまう程のハイクオリティ。
こういうサプライズを気が向いたかのように突然やってきますから、Valveからは目が離せませんね。
それにしても、以前プレイしていた懐かしいCOOP作品が大きくグレードアップして帰ってくるのは、何とも感慨深いものがありますな。
という訳で、早速ここ数日ほどフレンド方々と一緒にみっちりプレイしてみました。


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ゲームスタートする前に、4つのクラスおよび能力の異なる8人からキャラを選択します。
部隊の回復役「Medic」とハッキング役「Tech」は必須クラス。誰かが必ず選択しておくべき。

プレイを重ねると経験値が溜まり、レベルアップするごとに使用可能な武器やアイテムが追加されてゆきます。その数実に40種類以上。
ゲームロビーで他メンバーの装備を確認しつつ、より状況に適した武器やアイテムを装備します。
ノーマル程度の状況下では武器は好みで選択すれば良いと思いますが、難易度を上げた場合は性能の差がモロに出てしまうので、好きな武器と鉄板武器とを使い分けた方が賢明でしょう。


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MOD時代のAlien Swarmはかなり難易度が高い作品でしたが、さすがに今作は幅広いプレイヤーに提供される事もあって、そこそこカジュアルになっている印象を受けました。
それでも、難易度を上げると極悪なゲーム性になったり、パラサイトに感染してお先真っ暗になるようなパニック感は健在。
もちろん前作と同じくフレンドリーファイアもデフォルトでオンになっておりますので、火炎放射器でうっかり味方を焼き殺して冷たい汗と共に微妙な空気が流れる、といったやるせない風景もいたるところで見られることでしょう。

元々がMOD出身の作品ということで、改造やアドオン追加に対して非常にフレンドリーな仕様となっています。
早速海外MODDERたちの間では、新たなマップやMODの製作がスタートしている模様。
これらのMODコミュニティが盛んになれば、無料作品とは思えないほど末永く遊べそうですね。

詳しいゲーム内容はAlien Swarmの国内Wikiを御覧ください。
http://www23.atwiki.jp/alienswarmsource/
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Dark Sector

2010年07月20日 18:59

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内容もよく知らないのに「安いからとりあえず買っておこう」とセールで購入したDark Sectorをプレイ。

冷戦時代の産物であるウイルスと、それを操る謎の組織により、人々がモンスター化してしまった都市Lasria。
この事態を把握するべくCIAから派遣されたHayden Tennoでしたが、彼もまた組織の手中に落ちてウイルスに感染。
中途半端に感染して右手が扇風機になってしまったHaydenは、たった独りウイルスの撲滅の為に奮闘するハメになるのであった……というストーリー。


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ヒーローの証明である一文字眉毛がチャームポイントのHaydenさん。
彼の右手に輝く深剃り三枚刃であるところの「グレイヴ」は、敵に向かって飛ばして首チョンパにするのはもちろん、ゲーム中にアップグレードされて様々なパズルを解く際に利用されます。
パズル要素は結構な割合で含まれており、それが何ともいやらしい解であったりするので、ゲーム初期は苦労するかもしれません。
「鍵が掛かった扉は電撃グレイヴ」「ガス塔と気持ち悪いカーテンを燃やすには火炎グレイヴ」「マウスを使ってグレイヴの軌道をウネウネさせるアフタータッチ」と、このぐらい覚えておけば解けるものばかりなので、ゲーム内容に慣れたらスムーズに進めるでしょう。


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序盤を過ぎたあたりから、武器の購入や改造を行えるBlack Marketが利用可能に。
敵が落とす銃はセキュリティが掛かっており、感染者であるHaydenには一定時間しか使用することができない為、このBlack Marketで装備を整えなくてはなりません。
キャッシュで武器を購入し、アタッシュケースの機密書類でアップグレード。どちらもマップ内に落ちているので、取り忘れないようにします。
ゲーム後半になると、高価ながらも超強力なチート武器が店に並ぶので、それまでに何も考えずキャッシュを使ってしまうと涙目になること請け合い。ご利用は計画的に。


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このゲーム最大の難関はボス戦。
基本的にどのボスにも弱点や攻略法があります。攻撃ヘリなどはRPGをブチ込めば良いので簡単ですが、その他のボスは攻略法を見つけるのに苦労するかもしれません。
ボスの体が赤く変色して動かなくなったら近寄ってフィニッシュムーブを決める訳ですが、そこに至るまでに正しい方法で段階を踏まねばならなかったりするので、何も考えずに攻撃しても倒すことができないでしょう。
ワタクシのように「攻略サイトなんて絶対見ないぞ!」などと強情を張っていると、老い先短い貴重な時間を無駄に消費するハメになりますので、どうしても分からない場合はXBOX360版の攻略サイトを素直に利用しましょう。


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「どうせB級ゲーだろう」と高を括ってプレイしてみたら意外に面白かったという、良い意味で裏切られた作品。
中だるみするもののボリュームは結構あるし、グラフィックもそこそこ美しいし、何よりグレイヴの小気味よい使用感が好印象。
細かい粗、突拍子のない消化不良なストーリーが最後まで付きまとうのが残念ですが、価格も小慣れてきた今、ゴア表現が強めなアクションゲーム好きならプレイして損は無いのではないかと思います。
説明不足な箇所が目に付くので、海外産アクションゲームに慣れていない方は日本語版を選ぶのも良いかもしれません。(但し日本語版はゴア表現の規制アリ)

Sniper: Ghost Warrior

2010年07月05日 19:01

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B級ゲームを作らせたら右に出る者はないって言うか誰も右に出たくないでお馴染みのCity Interactiveが発表した新作「Sniper: Ghost Warrior」をプレイ。

舞台は南米の架空の島Isla Trueno。今やこの島の民主政権は崩壊し、全てはノリノリに好戦的な軍事独裁者の手中にあります。
プレイヤーは島の平和を取り戻すため、派遣部隊の一員となってギリースーツに身を包み、正義のヘッドショットで独裁政権を成敗しなければなりません。


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この作品には弾速と重力の概念がありますが、(難易度ノーマル以下では)スコープを覗くと赤い着弾ポイントが表示される親切設計が採用されています。
狙撃時にはステルスゲージに気を使い、完全に身を隠してから行動に移りましょう。
移動の直後など心拍数が高い状態では照準が上下して狙いづらい為、十分に心拍数メーターが落ち着いてからワンショット・ワンキルを決めてゆくことが大事です。
クールなヘッドショットが決まった際には、同じくスナイパーを題材にしたTPS「Sniper Elite」のように弾道を追いかけるバレットタイム演出が発動。連射で敵を片付けたい時などは邪魔に感じることもありますが、なかなか爽快感があります。


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進行ルートは画面に表示されるので、特に迷うことはありません。自由度を求めてルートから外れると、敵がスポーンしなかったりイベントが発生しなくなったりと不都合が出る場合があるのでオススメできません。
ミッション内容としては通常のスナイプ作業の他、ステルスによる敵地潜入やスナイプサポート、別兵士視点によるアサルトミッションも用意されています。

実績関連はCoD:MWと同じように、マップ内に全部で30台のインテルが置かれており、これらを集めるとストーリーに関する諸事情を観覧することができます。


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いきなり目の前に敵がスポーンしたり、銃を構えたまま棒立ちになったりと、かなり稚拙な箇所もチラホラ見られましたが、それはまだ良いとして、何よりゲームが進行不可能になる致命的なバグが多すぎます。
バグが発生する度にゲームを再起動したり、何度もミッションをやり直してみたりと、いらぬ作業でプレイ時間だけが増えてゆくもどかしさ。
「これがCity Interactive流のやりこみ要素か!」と、冷たい汗と共に戦慄が走ったほどであります。

バリュー価格の作品ですし、あまり厳しいことは言いたくありませんが、仕上げて欲しい最低限レベルの品質に達してない印象を受けました。
グラフィックはかなり美しいし、ミッション内容もバラエティ豊かになるよう配慮されているし、ゲーム内容自体は良い線行っているのにバグで評価を下げるとは非常にもったいない話。
ぜひともパッチで完全に修正して、汚名を晴らしてもらいたいものです。


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