2010年06月28日 12:33

ずっと前に購入して積んだままになっていた、中世ヨーロッパ風の世界が舞台の剣と魔法のRPG「The Witcher」をプレイ開始です。
ポーランド産のファンタジー小説を元に製作されたこの作品。
プレイヤーが操作することになるのは、過酷な肉体改造の末に魔物退治のスペシャリスト「Witcher」となったゲラルト。
RPGの主人公としてお決まりのように記憶を失っている彼は、見るからに悪人顔のソーサラーに奪われた「Witcherの秘密アイテム」を取り戻す為、そして己の記憶を取り戻す為に旅立ちます。
人間と亜人(ドワーフ・エルフなど)が共存しつつも対立する混沌世界は、ゲラルトにどんな試練を与えるのか。
と、こんな感じのストーリーですね。

ゲラルトは対人用・対魔物用の2本の剣、「Sign」と呼ばれる魔法、そして錬金術によって作られるポーションを使って戦闘を行ないます。
敵を倒す・もしくはクエスト達成によって経験値を一定数稼ぐと、「タレント」というスキルポイントを獲得。それを使ってスキルツリーを埋め、ゲラルトを自分好みに成長させてゆきます。
ハック&スラッシュ系のRPGのようにシビアなビルドが必要な印象はなく、とりあえずAard Signをレベルアップしてスタン効果を付けておけば、詰まって進めなくなることは無いように思いました。

この作品が「大人のRPG」と称される所以のひとつに、登場する女性キャラクター達を口説き落としてチョメチョメできてしまうという魅惑の素敵システムがあります。
甘い言葉やプレゼントを駆使し、最終目標であるベッドインを目指します。
当然ながら、変な棒が変な穴に出入りするようなハードコアな描写があるわけではないですが、達成後は女性のセクシーな肖像が描かれたカードをゲット。
幼少の頃はプロ野球チップスの選手カードやビックリマンシール収集に傾倒し、成長した後は風俗嬢の名詞をコレクションするようなロクでもないオヤジゲーマーに相応しいやりこみ要素と言えます。

クソ野郎はとことん下衆に、貧乏人はとことん貧しく、ダメ人間はとことんダメに、そんな人間の「負の部分」が緻密に描かれる中、タフに生きるハードボイルドなゲラルトの姿は素直に「カッチョイイ!」と感じてしまいますね。
戦闘バランスが明らかに変だったり、操作面でちょっと面倒に感じる部分もありますが、ぐいぐい引き込まれる濃厚なストーリーは秀逸の一言。
ボリュームもかなりあるようですし、久々にハマれるゲームですね。
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