2010年01月30日 11:48

Battlefieldシリーズ最新作「Battlefield: Bad Company 2(以下BFBC2)」のマルチプレイβに当選しましたので、仕事もそこそこに速攻帰宅し、鼻息荒く戦場へと突撃して参りました。
Battlefieldシリーズと言えば、あっちでドッカンこっちでドッカンの大人数による大規模戦闘が魅力ですが、今回のBFBC2では最大参加プレイヤーが32名と、これまでの64名から大幅に減少しています。
それにより、今までの一連の作品とはゲーム性や雰囲気が大きく違っているでしょう。
そのあたりの相違点を含めて今回は綴ってゆこうと思います。

Battlefieldシリーズの伝統であるサーバーブラウザのイマイチさ加減は今回も継承されています。
せめてPingでソートできる機能の実装は必須でしょう。製品版では追加されていることを願います。
現在、国内のサーバーは建っておらず、海外サーバーで遊ぶしかありません。さすがにPing200を超えるサーバーではラグが辛いですね。
Dedicated Server Toolのリリースは予定が無く、ゲームサーバーを建てる際は有料レンタルになるとのこと。それはちょっとどうかと思いますので、ぜひリリースをお願いしたいところです。
グラフィックについては、コンシューマ機とのマルチプラットフォーム作品ということを踏まえて考えると、ずいぶん高度なことをやっているな、という印象です。細部まで細かく表現されているし、爆風などで建造物や遮蔽物がどんどん破壊されていったり、地面がえぐれて地形が変わったりするのは非常に見応えがあります。
その分、要求PCスペックも高目となっています。どうやらCPU依存のシステムのようで、快適にプレイする為には高性能VGAの他にQuadコア以上のCPUが必須ですね。
自分のPCはDualコアなのですが、グラフィック設定を下げても40fpsがやっとというところ。正直、PCの新調をマジメに考えてしまいました。

ゲームシステムですが、今回のβテストではお馴染みのConquestではなく、オブジェクティブ破壊・防衛を主にした「Rush」というモードが採用されています。コンシューマ機のみでリリースされた「Battlefield: Bad Company」にて登場したモードのようですね。
攻撃側は空挺落下でスポーンした後、マップに表示されたオブジェクトを目指します。到達後にUSEキー(デフォルトではEキー)長押しで破壊工作を施すと、一定時間経過後に爆発。表示オブジェクトを破壊するとマップがアンロックされ、次の目標が表示されます。そして、全てのオブジェクトを破壊すれば勝利。
防衛側は、それを制限時間いっぱいまで食い止める、という感じですね。
戦闘に於いては、BF2より採用されたSquadシステムが重要視されます。
BFBC2では、これまであった「分隊長」からリスポーンするという概念はなく、全ての分隊員の近くからリスポーンすることができます。
これまでのように、分隊長が前線手前でビクビク隠れながら生き延びるという必要はなくなり、そのあたりは「カジュアルになったな」と思いましたが、特にマイナス要素とは感じませんでした。

アンロック武器、ガジェットアイテムなども多数登場。
BF2、BF2142ではマゾっ気たっぷりな長期に及ぶ経験値稼ぎが必要でしたが、今回は比較的簡単に新たな武器を手にすることが出来ました。
兵科専用のアンロック武器の他、全てのクラスで使える武器も登場します。
武器の変更は、スポーン前の兵科選択画面にて随時可能。
まだ数時間しかプレイしていない為、あまり横柄に語ることは出来ませんが、最大参加人数の減少により、今までのBattlefieldシリーズに内包されていた「お祭りゲー」としての魅力は確かに薄れています。大勢の味方と一緒に弾幕の雨の中を進み、あちこちで戦局がくるくる変わる過去のBattlefieldシリーズとは根本的に違いますので、往年のプレイヤーは不満に思うかもしれません。
しかし、少人数での局地的な戦闘が中心の戦場は過去作品に漂っていた「大味さ」が減り、バッチリ連携が決まった際は即勝利に繋がるので、これまでには無かった爽快感を味わえます。
クラン戦などもプレイしやすくなっていると思いますから、競技としてのコミュニティも意外に盛りあがるかもしれませんね。
個人的には「とても良く出来ている作品」だと思いますので、製品版も購入するでしょう。
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