2009年10月30日 13:14

「Diablo meets FPS」という触れ込みに期待していた方も多いであろう新作「Borderlands」。
RPG風味のFPSが大好きな自分も非常に楽しみにしておりました。
Steamでの解禁日などで一悶着ありましたが、ついに日本でもアンロックということで、サルのようにプレイに勤しんでおります。
地球とは別の世界「Pandra」にて、トレジャーハントで一発当てようと目論む若者4人の中から一人を選択し、激しいドンパチ、お宝探し、キャラの育成などに励みながら進めてゆくゲームです。

まさに映画「マッドマックス」のムードが満載といった感じで、登場するキャラクターのほとんどはアタマがイカれています。まともな人間性を兼ねそろえた野郎は皆無と言って良いでしょう。
NPCがくれるミッションも、「気にいらねぇ奴がいるからブッ殺せ」「邪魔くせぇからブッ壊せ」など、小便で血を洗うようなロクでもない内容のものが殆ど。
無駄に眉毛の太い世紀末救世主でも現れない限り、この世界に平和が訪れることはないでしょう。
そんな血生臭い世界観を、カートゥーンレンダリングを採用して構築されたグラフィックのコミカルさが上手に中和している印象です。
複数人COOPでの激しい戦闘時にはfpsがかなり落ち込みますが、イラつくほどの重さは感じませんでした。

使用銃器はハンドガン・リボルバー・サブマシンガン・ショットガン・アサルトライフル・スナイパーライフル・ロケットランチャー・グレネードなど。
その他、身体を守るアーマーや、スキルやグレネードに付加効果を与えるMODなどもあり。
それぞれのアイテムにいくつかタイプがありますが、たとえ同じタイプでも威力や性能に差があり、全て合わせると数万種類に及ぶとのこと。
ボスなどは特殊効果が追加されたレアアイテムを落としたりします。

ターミナルから2人乗り戦闘ビークルを呼び出し、広大なマップを縦横無尽に乗り回したり、雑魚敵をプチプチと轢き殺したりできます。
銃座からバリバリと弾をバラ撒きながらカッ飛ばせば、自分がモヒカンの無法者になったかのような錯覚を味わえるでしょう。

使用するキャラクターにはスキルの概念があり、経験値を稼いでレベルが上がると共にスキルポイントをひとつゲット。
それを様々なスキルに自由に割り当てながらキャラを成長させてゆきます。
お金を払えばスキルの再割り当ても可能なので、慣れないうちはあまり思い悩まず気軽に振り分けてゆくと良いでしょう。

ソロでのプレイも良いですが、この作品の真髄はCOOPにあります。
とは言え、「敵の強さ」がホストしているプレイヤーに合わせられる為、レベルの高いプレイヤーのゲームにレベルが低いプレイヤーが参加すると、かなり辛い目に会うというか敵に瞬殺されまくりなのが問題。
サーバーブラウザから参加する際は、自分のレベルに近いゲームを選択するのがベター。
一緒にプレイできる友人がいるならば、専用のキャラを作成するなり、レベルの低い人のお手伝いなどをしてあげると良いでしょう。
とにもかくにも、ギャアギャアと仲間同士でVCしながらのトレジャーハントやボス戦が心底楽しいと思える良作です。
Fallout 3やSTALKERなど、「RPG+FPS」がお好みの方はマストバイな作品でしょう。
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