2009年06月25日 21:00

Dead Spaceのグラフィックに関してですが、ミドルスペック程度のPCでも最高設定で軽快に動作するのは良いものの、テクスチャは割とショボい感じです。狭い通路の移動や閉所の戦闘が続くため、そこが特に目立っているのが残念。
まぁこの点は現在のゲーム開発における諸事情の上ではどうしようもない問題で、もはやマルチプラットフォーム作品のPC版に高解像度テクスチャを期待する方が間違いなのでしょう。

この作品中で最も素晴らしい点は、間違いなく「インターフェース」です。
ステータスゲージはIsaacの背中に埋め込まれ、残弾数は各銃器のカウンターで表示。ミニマップの代わりとなるのは、進行方向をラインで示す独自のナビゲーションシステム。イベントリ画面はゲームを中断させることなくホログラムで浮かび上がります。
これらの洗練された情報通達手段を採用することによって、プレイヤーが白けることなくゲーム世界を堪能できるようになっています。
実際その没入感はかなりのもので、「HUD情報が無いだけでアクションゲームはこれだけシネマティックになるのか」と非常に感動させられました。



ショップでは様々なアイテムの売買が可能な他、Issacのスーツをカッチョ良くレベルアップすることができます。
また、改造ベンチでは「ノード」と呼ばれるアイテムを消費し、Issacの能力や武器を強化することが可能。この強化システムがなかなか奥が深い。
ノードはアイテムボックスで拾ったり、倒した敵から入手することができますが、それだけでは十分なレベルアップができません。使わないアイテムや過剰な弾薬はショップで積極的に売り払って、得たお金でノードを購入してゆくと良いでしょう。
初期武器のPlasma Cutterはバリバリ強化すると凶悪な性能になるので、序盤〜中盤までに入手できるノードはコレにつぎ込むのがオススメです。

英語字幕が表示可能ですが、そこそこテキスト量が多く、SF用語や専門的な単語も登場しますので、ストーリーを十分に把握したい方は国内Wikiを参照すると良いでしょう。ほぼ全ての会話・ログの日本語訳が掲載されています。
プリントアウトした紙を手元に置いてプレイすれば、作品をじっくり楽しめると思います。
Dead Space 国内Wiki
http://www1.atwiki.jp/deadspace/

生理的・精神的にダメージを受けるジャパニーズホラーの手法ではなく、古典的な「ビックリ系パニックホラー」が基調となっている作品ですが、恐怖感をこれでもかと喚起するハイクオリティな不気味サウンド、洗練されたビジュアルとクリーチャーデザイン、細部まで練りこまれたゲームシステムによって、プレイヤーを否が応でもゲーム世界に引きずり込む魔力を持っています。
SFサバイバルをモチーフにしたアクションゲームで、このDead Spaceよりも完成度の高い作品は、ちょっと探すことが難しいでしょう。
お医者さんにホラーゲームを止められている方ならともかく、海外ゲームファンならば絶対にプレイしていて損の無い一本です。





















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