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洋ゲーマーにおける禁煙事情

2011年11月21日 17:47

中年になって健康志向になった人、皆さんの周りにもいるでしょ?
あれについて、若い人は思い違いをしていると思うんですけど、オッサンになると健康に気を遣うようになるんじゃないんです。「健康に気を使わざるを得なくなる」というのが正しい表現です。
なんかもうね、不安がヤバいんです。手に取るように分かるんです、自分の身体の衰えが。ちょっとした病気やケガでも、死の危機を感じるんです。


という訳で、最近とくに健康志向のワタクシ。その一環として禁煙していたのですが、ようやく禁断症状も抜けて良い感じになってまいりました。
一番変化を感じるのが体臭ですね。禁煙以前は、枕にオヤジ臭が染み付いて怪しいアロマアイテムになってしまうほどのスメルズライクオッサンスピリットでしたが、今ではほとんどそれもなくなりました。
密かに「まだイケる!」と小さくガッツポーツするほどであります。何がイケるのか自分でも分かりませんが。


そんなタバコの価格がモリモリと上がってゆく昨今、ワタクシにリスペクトされて禁煙したいと感じた喫煙ゲーマーの方もいらっしゃることと思います。
そんな皆さんに、禁煙成功した者としてお伝えしたいのは「FPSゲーマーにとって、禁煙はかなりの苦労を要するもの」だということです。
特に、マルチ対戦FPSは禁煙に非常によろしくありません。
無慈悲なリスキル、遠距離スナイプ、悲惨なレイプ試合、チーターなど、マルチプレイにはストレスが怒髪天を突く勢いで急上昇する要素が山盛りです。
マップロードの度、ストレスを癒すために一服してしまうような皆様にとって、禁煙はまさにイバラの道。スポ根漫画の主人公が魔球を編み出す時と同じ位のド根性が必要になるでしょう。


ぶっちゃけ一番手っ取り早いのは、ゲームなどプレイせずに数日間ほど休みを取って寝て過ごすことなのですが、ゲーマーはゲームをプレイしないとタバコ以上の禁断症状で死んでしまう厄介な変人ばかりなので難しいと思います。
そこで、ここはひとつ「禁煙に適したゲーム」を考えてゆくことにしましょう。
とにかく重要なのは、禁断症状を忘れるくらいに没入感があり、尚且つプレイ中にストレスをあまり感じないゲーム。
箇条書きで書き出すと、以下のような点が求められます。

・サクサク進む
・まったりだけど退屈じゃない
・モチベーションを保てる(レベル制・レアアイテムの実装)
・登場キャラがタバコを吸わない

ぜひともこれを参考にゲーム選んで、少しでも楽な禁煙期間を過ごしていただきたいと思います。
ハックアンドスラッシュ系のファンタジーRPGなどが最適な感じですね。
何度も言いますが、マルチ対戦FPSは控えましょう。
「勝つと超嬉しいけど負けると死ぬほど腹が立つ」でお馴染みの、最近大人気なDotA系の作品も避けた方が無難でしょうね。



ちなみに、ワタクシが禁煙中に癒された作品はこの2本。オススメ!

・MINECRAFT
昨年のアルファ版リリース以来、時間泥棒ゲーの名を欲しいままにするインディゲームの代名詞的作品。
タバコのことを忘れ、ひたすらツルハシを振りまくってたら寝る時間になっちゃった!おやすみ!
クリーパーさんにお家を破壊されるとストレスマッハで発狂しかねませんので、クリエイティブモードにするのがオススメ。
たいまつがタバコに見えてしまうほど禁断症状がひどい時には注意が必要。

・Dungeon Defenders
RPGとタワーディフェンスが見事に融合された傑作。熱中度は今年リリースされた作品の中でもイチオシ。
お口が寂しいと思う余地さえも奪う没入感で禁煙の苦しみを和らげます。
DPSビルドでは操作が忙しいので、タワー中心のスキル振りで「敵がゴミのようだ!」とまったり楽しむと良いでしょう。
COOPで自己中心的なプレイヤーに出会っても泣かない懐の広さは必要。
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久々の更新 & 2PC配信環境について

2011年11月07日 15:18

ブログ放置にも程度ってものがあると言うか、もはやその存在まで忘れていたのは置いといて、皆様いかがお過ごしでしょうか。元気にシコってますか~?グヘヘグヘヘ!
すみません。久々の更新なもんで、テンションの調節ができません。

まぁ何と言いますか、ひとつのゲーム作品に対して、ブログ記事で書く内容を考慮しながら「こういうところが良い」とか「こんなところがダメ」とか考えながらプレイするのに疲れちゃったと言いましょうか。疲れやすいオッサンの辛いところですね。
もうね、最近ワタクシ思うんです。ゲームなんてね、面白いと思ったら「おもしれー!」と叫んでゲラゲラ笑いながらお猿さんのようにプレイすればいい。逆にね、つまらないと思ったら無理せず「つまんね!」と叫んでとっとと止めて、別の面白いと思うゲームをお猿さんのようにプレイすればいいんですよ。それが正しい消費者の姿というものです。
ちなみに今現在、ワタクシはBattlefield 3をお猿さんのようにプレイしております。

とは言え、小汚い中年が「このゲームおもしれぇ…このゲームつまんね…」などとブツブツつぶやく奇怪な記事を全世界に公開する蛮勇などワタクシは持ち合わせておりません。
しかも驚くべきことに、こんな汚物のようなブログをゲーム購入の参考にしてくださっている奇特な患者さんも稀にいらっしゃるようなので、どんなカタチになるかは分かりませんが、これからもゲームの感想みたいな駄文を細々とアップしてゆけたら良いな、と考えております。



話は変わりまして、最近モニタやPCを新調したのを機に、HDMIキャプチャを使用した2PC配信環境を整えましたので、そのことなどを書き綴ってゆきます。
PCゲームを2PC構成でストリーム配信する方法を書いたサイトも少ないですし、いつかどこかで困っている誰かの参考にでもなれば良いなと思います。
とりあえず、現在の構成図を作成しました。

2PC.jpg

■ゲーム用PCについて■
オッサンが奇声を上げながらゲームと奮闘するためのPCです。
PCスペックは右フレームの「現PC(2011/2~)」をご参照ください。

こちらのグラフィックカードのMini HDMI端子にHDMI変換プラグ(グラフィックカードに付属)を挿し、HDMIケーブルを繋げます。
HDMI端子の無いカードを使用されている方は、DVI→HDMI変換ケーブルを使用すると良いでしょう。
PCのモニタ設定は「クローン」にしておきましょう。

サウンドカードのラインアウト端子にステレオミニプラグケーブルを挿します。
ヘッドホン用の端子にステレオミニプラグを二股に分岐させるアダプタを挿し、そこから音声を取っても良いかと思います。
本当はHDMIから音声も一緒に出力できれば良いのでしょうけど、OSで使用するサウンドデバイスが変わってしまってヘッドホンやマイクが使えなくなるので断念。
仮想サウンドデバイスやサウンドルーティングソフトを使用すれば可能になると思うのですが、「めんどくせぇ!」の一言で諦めました。チャレンジ精神あふれる方にお任せします。


■エンコード用PCについて■
NOOB極まりない赤面ゲームプレイと、中年の喉の奥から鳴り響くキモボイスとをミックスし、恐れ多くもネットという大海に垂れ流すためのPCです。
PCスペックは右フレームの「旧PC(~2011/1)」にて。

サウンドカード(もしくはオンボードサウンド)のラインインに、ゲーム用PCから伸ばしたステレオミニプラグケーブルを挿します。
この接続法ではちょっとサウンドが貧弱かもしれないので、アンプやミキサーを導入すると更に良くなるかもしれません。

かなりの方が悩むであろうHDMIキャプチャカード。
ワタクシは中古で安く買ったMonsterX2を使用しています。
4GB以上メモリを積んでいると動かないカード、ドライバや設定が玄人向けの製品もありますので、情報を多く集めて吟味した方が良いでしょう。
エンコード用PCのスペックが低い、もしくはノートPCを使用する場合は、MonsterX Liveなどのハードウェアエンコード製品を検討しましょう。

これでこれで物理的な接続はOK。
後はキャプチャーソフトを立ち上げてキチンとプレビューされているか確認。
問題なければ画質やサウンド音量などを調節。

エンコーダーはWindows Media EncoderやFlash Media Live Encoderなど、自分が配信したいステージによって使い分けてください。
キャプチャカードをエンコーダーに認識させて直にエンコードするか、プレビュー画面をSCFH DSFなどの取り込み用ソフトを使用してエンコードするかはお好みで。
ちなみに、エンコーダーの使い方をワタクシに尋ねてはいけません。ホントに基本的なことしか知らないので。

Dead Space 2

2011年02月06日 12:57

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全員オムツ着用!ネクロモーフの襲撃に備えよ!
という訳で、本年度一発目のアクション超大作「Dead Space 2」であります。

今回も主人公は宇宙船エンジニアのアイザック・クラークさん。
前作Dead Spaceでは、惑星採掘艦USG Ishimuraを舞台にグッチャグチャのスプラッタホラーが展開され、全世界でパンツを濡らすゲーマーが続出。高い評価と共に非常に話題になりました。
そして今回の続編では、前作で恋人のニコルを失った傷心の中、アイザックは更にエグさを増したクリーチャーたちと死闘を繰り広げるという容赦ない内容となっています。


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Dead Space 2の舞台は前作から3年後、土星の衛星タイタンに建造された宇宙ステーション。
ゲームが始まるや否や宇宙ステーションの内部は大パニック。住人の皆さんはネクロモーフに感染して変わり果てた姿へと次々に変貌、新たな化け物ライフをエンジョイしておられるご様子。
そんな中、アイザックの新たなサバイバルが始まるのです。

前作Dead Spaceでは、プレイヤーの没入感を妨げない処置として、主人公のアイザックは自らセリフを発しませんでした。
しかし今回は喋る喋る。焦ったり、ぶちキレたり、ビビったり、「今年は灯油の値段が高い」とボヤいたりします。すみませんそれは私です。
そんな喜怒哀楽豊かなアイザックを操っていると、やはりプレイヤー側は第三者の視点になってしまうのか、前作のようなチビりそうになる孤独感は少なくなっているような気がします。
その代償として、映画のようなドラマ性がアップしているのも確かですが。まぁこれは好みが分かれるところでしょう。


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Dead SpaceのPC版での不満のひとつだった、マウス操作時の大きなストレス。元々ゲームパッドに最適化されていた作品なので、マウスを使用する際はちょっとした設定の工夫が必要でした。
しかし今作ではマウス操作のPC版ユーザーに対しても配慮されており、かなり快適にプレイすることができます。
快適すぎてゲームの進行が簡単になってしまうほどなので、前作をやりこんだプレイヤーの方は難易度ハードでスタートすることをオススメします。


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グラフィックのレベルは当然上がってはいますが、取り立てて特筆するべきところは見当たらないように思いました。欲を言えば、もうちょっとテクスチャを作りこんで欲しかったですね。遠景の構造物が豆腐のようにノッペリしています。
その代わりと言っては何ですが、最新の作品にしてはかなり動作は軽快。

演出に関しては前作同様、アイデアとグロさに満ちていて、下腹から何かこみ上げるものを感じっぱなしです。
アイザックの死亡パターンも豊富で、串刺しにされたり首チョンパになったりと、何か個人的に恨みでもあるのだろうかと思うほどに痛めつけられてゲームオーバーとなります。
一見の価値アリなので、わざと敵にやられて吐き気を催すような残虐ショーを鑑賞するのも一興でしょう。


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今回も、拾うなり購入するなりして手に入れた「ノード」を使用して武器やアイザックの能力をアップグレードしてゆきます。
武器は2つほど厳選してチューンアップし、適度にステイシスなどを上げておくと、心に余裕を持ってニコニコ顔で敵をダルマにできるので、ゲームの進行が楽になります。
使用武器ひとつでプレイスタイルがガラリと変化する為、今作もリプレイ性はかなりのもの。
どの武器も特徴的かつ差別化されているので、新鮮な気分で再プレイが楽しめます。


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優れたゲームシステムは前作から正しく継承され、文句なしでドップリ楽しめる一本に仕上がっています。
驚くほど大幅な進歩は見られませんが、初代Dead Spaceで構築されたシステムのポテンシャルを再確認させられる内容です。
ただ、シリーズはまだまだ続く予定らしく、3作目までもが全く同じ感触の作品だと、そろそろ飽きてしまうユーザーも出てくる可能性も否めません。
個人的には、次回作は変化球を織り交ぜた内容を期待したいです。


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Battlefield Bad Company 2: Vietnam

2011年01月17日 19:35

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Battlefield Bad Company 2の拡張版「Vietnam」ですが、リリース以来ちょこちょこプレイしています。。

最初に情報を聞いたときは「何で今さらベトナム?」と思ったのですが、いざプレイしてみたらこれがまたなかなか面白い。
以前のBFシリーズに存在していた馬鹿ゲーの雰囲気も感じられ、なかなか唸らせる快作となっています。


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効果的なシチュエーションは限られますが、火炎放射器が非常に面白い存在になっています。
塹壕の中で敵味方が火ダルマになり死んでゆく様は、まさにこの世の地獄といったところ。
歩兵がスモークグレネードが所持していない今作においては、目くらましの効果もあります。
敵が密集している中にゲラゲラ笑いながら景気良く噴射すれば、誰しも髪型をモヒカンにしたい衝動に駆られるでしょう。

ハードコア寄りにアレンジされているのか、無印BFBC2の時よりも歩兵が簡単に死んでしまうような気がします。
一部の武器のオーバースペックっぷりも目立ちますし、このあたりはパッチで修正が入るかもしれません。
偵察兵の他の兵科では、スコープはおろかドットサイトさえ無い銃しか装備できないので、自然に戦闘レンジは中距離以下が主流になります。この点が、攻め込まなければキルを量産するどころか試合に負けてしまうこのゲームにおいて、プレイヤーを前に出させる工夫となっているようです。


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トレーサーダーツやM136AT4などのお手軽武器が存在しない為、搭乗兵器がかなり脅威になっています。
歩兵がこれらを破壊するためには、ド根性でRPG-7を命中させるか、「頼むから踏んでくれ!」とマゾヒスティックなセリフと共に地雷を撒き続けるか、泣きながら豆鉄砲を当て続けるしかありません。
テクテクとお散歩している途中、ゴキゲンな60'sロックンロールと共に乗り物が現れる絶望感は、搭乗兵器がさほど脅威ではない無印BFBC2では味わえないもの。かつてのBFが兵器ゲーであったことを否が応でも思い出させます。


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個人的には大変好みの味付けなのですが、リリースから一ヶ月ほど経過した現在、プレイヤーが無印BFBC2の方にUターンしているようです。
時代背景が違う設定とは言え、やはり「今まであった装備が無くなっている」という事実はマイナスと受け取られてしまったのでしょうか。
確かにマップデザインやゲームバランス等で修正が欲しい箇所もありますが、カールグスタフやモーションセンサーに悩まされることなく、アイアンサイトを使っての泥臭い撃ち合いが楽しめるVietnam。
なんとかもう一度盛り上がって欲しいものです。

Fallout: New Vegas

2010年12月28日 13:55

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New VegasとWasteland西部の覇権を巡るてんやわんやに巻き込まれた運び屋さんの苦労人っぷりを描くFalloutシリーズ最新作「Fallout: New Vegas」をプレイ。

基本的なシステムは「Fallout 3」から継承されています。
ストーリー上の繋がりは無いので、無理にFallout 3をプレイしておかなくても大丈夫ですが、「Fallout 3に様々な追加要素を加えた作品」としての意味合いも強いので、前作に触れておいた方がすんなりとゲームに入ってゆけると思います。


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派閥システムの導入により、3つの大勢力と、その他もろもろの小勢力が存在。どの勢力に肩入れするかで、クエストの進行も違ってきます。
街でうわさの世紀末救世主であるワタクシとしましては、無法者丸出しの狂信者軍団Caesar's Legionを核ランチャーで壊滅させた後、融通が利かないけどイカれてない人が多いっぽいNCRルートでプレイしました。

Fallout 3よりも「ロールプレイ」に重点が置かれており、手の込んだクエストがかなり多い印象。NPCから長い話を聞かされた挙句、様々な場所へとタライ回しにされるので、プレイヤーによっては「面倒くさい」と感じてしまうかもしれません。


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Fallout 3では「とりあえずハンティングライフルさえあれば何とかなる」みたいな感じで、戦闘難易度はそれほど高くはありませんでしたが、今作ではノーマル難易度でもかなり厳しい戦いを強いられます。
特にミュータントの類はかなりハンパでない強さ。ウッカリ複数に囲まれてしまったりすると、己の無力を噛み締める暇もなく天に召され、大地の肥やしになること請け合いであります。
そんな時に頼りになる武器はMelee Weapon。とりあえず強そうな敵と戦うときは、地形を上手く利用しながら1対1の状況を作り、信用のおける無骨な鈍器でひたすらブン殴ることが重要でしょう。


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ExplorerのPerkを取ってマップ上全ての拠点を出現させ、くまなく旅を続けて50時間ほどでクリア。
細かいバグに遭遇することもありましたが、個人的には非常に楽しめました。
前作Fallout 3と比べてみて、プレイヤーによって好みも出るでしょうけど、New Vegasも間違いなく優れた作品と言えると思います。
年末年始にじっくりプレイするには最適でしょう。


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